便秘対策のマッサージを紹介します。
便秘の人は、腸の蠕動運動が弱くなっていますので、便の移動に合わせてマッサージをしたり押したりすると効果的です。
便秘解消法としてのマッサージは直接的に腸に外側から刺激を与えるもので、一連の動作をトイレに座って行なうと排便しやすいでしょう。
便秘解消法のマッサージは、大腸の蠕動運動で便が移動していく方向に合わせてマッサージします。
お腹を時計回りに押し撫でていきます。お腹が痛いときには「の」の字を書くようにマッサージするとよいと言うのは、大腸の蠕動運動の方向に沿っているからです。
マッサージは便の流れを意識して時計回りに10回程度、おへその下、右下腹部、おへその上、左下腹部、と軽く押してください。
最後に両手を揃えてS状結腸の上から軽く押すと効果的です。
左下腹部の腰骨の内側あたりにあるS状結腸は、便秘になると便がたまることが多く、仰向けに寝た状態でこの部分を確認すると、便秘の時は張っているのがわかるでしょう。
便秘対策には、この部分を刺激するのが効果的です。
おへその左下に両手を重ねて軽く数回押し、指先を足の付け根辺りまで斜め下に、移動させます。
このS状結腸マッサージは、就寝前に毎日行なうなど、規則的に続けることで腸のリズムができてくると思います。
自分の手が冷たくないか確かめてマッサージを始めてください。
肌に直接触れてマッサージをする場合は、両手を温めてから行いましょう。
ビールをたくさん飲んだあとに下痢になる人が多いようです。飲み会の翌日にきまって便が緩くなる人がいませんか?
適量のアルコールは便秘解消法となることもあります。
お酒を飲みすぎで下痢になって便が緩くなるので、便をやわらかくする作用がアルコールにはあると思っている人もいるかもしれませんが、これは腸がアルコールによって刺激され、便の水分が吸収される前に排出されているからなのです。
アルコールは腸だけでなく内臓を刺激するため飲みすぎると胃腸を荒らし肝臓を傷めてしまうこともあります。
ただし適量の飲酒はストレス解消に役立つのです。
便秘対策としても有効な手段だと思います。
ビールは炭酸が胃腸を刺激するので、ワインや日本酒に比べて便秘対策には向いていると言えます。
しかし、お酒を飲むことにより食事の内容や時間帯が乱れないように対策が必要です。
おつまみも海藻の酢の物、枝豆や冷奴などの豆類、おでんで根菜を食べるようにするとよいでしょう。
肉料理はビールに合いますが、肉に偏った食事をしていると腸内の悪玉菌を増やしてしまいます。
また、便秘対策を言い訳にしてお酒を飲みすぎるのは問題です。
腸内洗浄、または腸洗浄という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
腸洗浄を行なっているクリニックも最近出てきています。
腸内洗浄は、お尻の穴から微温湯やせっけん水を腸に送り込んで排便させる方法です。
街のクリニックで受けても健康保険が使えないので全額自己負担です。
1回につき数万円かかり、人によっては4〜5回通いますが、出費がかさんでも便秘解消の効果があるなら惜しくはないでしょう。
また、自宅で腸内洗浄を行うためのキットも売られていて、クリニックよりは手軽で誰にも知られずに試せるため購入する人も少なくないようです。
腸内洗浄用に開発されたコーヒーエネマという方法もあります。
しかし本当に腸内洗浄が便秘対策として有効なのでしょうか。
腸内に直接液を送り込んで腸を刺激し、蠕動運動を促して排便が起こりますが、この便秘解消法での排便を続けていると、食事による胃・大腸反射で便意が起きる本来のシステムが働かなくなるおそれがあります。
そうなると直腸性便秘の始まりです。
腸内洗浄によって一時的に便を排出してお腹の張りを改善できますが、本当の意味で便秘解消するには、生活習慣、食生活の改善も併せて便秘対策をしていく必要があるのです。